この度、9月より新しいスタイルのワイン会をスタートしました。
https://www.nishitani-sushi.com/posts/9851312
このワイン会は、「江戸前鮓」と「オーストリアワイン」のペアリングにこだわって行わせて頂くこととしました。
毎月、季節のすしねたを厳選し、10貫+巻物3切れを5回(5フライト)に分けてお出しし、それに合わせて、当店ソムリエである岡田の拙著「オーストリアワイン、江戸前鮓と会席料理」(集英社インターナショナル)に基づきながら、オーストリアワインとのペアリングをご提供させて頂く会です。
第一回: 9月19日「秋分の江戸前鮓とオーストリアワイン」
第二回: 10月31日「立冬前の江戸前鮓とオーストリアワイン」
第三回: 11月28日「冬の江戸前鮓とオーストリアワイン」
というテーマで、各季節ごとの江戸前鮓に合わせてオーストリアワインのペアリングをお楽しみいただきました。
お出ししたワインは時系列で下記でした。
第一回:9月19日
- Christian Reiterer	Rosé Schilcher Frizzante	NV
- Leth	Roter Veltliner Klassik	2018
- Schloss Gobelsburg	Riesling Tradition	2016
- Thomas Hareter	Blaufränkisch Ohne	2015
- Heidi Schröck	Beerenauslese	2015
第二回:10月31日
- Mayer Am Pfarrplatz	Wiener Gemischter Satz DAC	2018
- Moric	Haus Marke	2018
- Heidi Schröck	Beerenauslese	2015
- Hirsch	Grüner Veltliner Ried Lamm	2016
- Markowitsch	Blaufränkisch	2017
- Pittnauer	St.Laurent Dorflagen	2016
第三回:11月28日
- Thomas Hareter	Heytshala Weiß	2018
- Wieninger	Wiener Heuriger	2020
- Pittnauer	Mash Pitt	2018
- Heinrich	Graue Freyheit	2017
- Thomas Hareter	Pinot Noir ohne	2018
ワイン会では下記のように、にぎり鮓10貫を4フライトに分け、さらに、巻物半分を1フライトとして5フライトに対して5種類のワインをペアリングで楽しんで頂く形で進めております。
拙著に基づきながらも、新しいペアリングを開拓して、ご紹介いたしております。
この会を行いながら感じるのは、オーストリアの産地の多様性(気候、土壌、天候、品種、畑の向き、緯度、標高)によって、様々なワインがあり、当店の江戸前鮓や会席料理はワインの寄せるなどの一切の手を加えることなく、祖父からの変わらぬ料理と鮓に合うワインを探し出せることです。
今後もこの会では、新しいペアリングの発見を求めて行って参ります。
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