夏の新しいワインたち

暑い季節になり、当店でも新しいワイン達を入れて皆様をお待ちしております。まずはオーストリアから、
左から、・レート ローター・ヴェルトリーナー クラシック・ペーター&パウル グリューナー・ヴェルトリーナー ビオ・モリッツ スーパーナチュラル・ヒルッシュ グリューナー・ヴェルトリーナー ラム・モリッツ ザンクト・ゲオルゲンレートはヴァーグラム地区で主に栽培されているローター・ヴェルトリーナーです。当店でローター・ヴェルトリーナーは初お目見えかと思います。グリ系の品種で果実味も豊かですが酸味とのバランスの良い優れたワインです。他は図らずもグリューナーが主体となりました。ペーター&パウルはクレムスタール地区からで、キリっと酸味が高くレモンやライムのような柑橘の風味が主体です。一方、モリッツのスーパーナチュラルは80%がグリューナー、20%シャルドネ、ザンクト・ゲオルゲンは100%グリューナーです。どちらもグリューナーの発祥の地と言われるブルゲンラント州のザンクト・ゲオルゲン村のブドウを使い、自然な造りで造られ、ニーダーエステライヒ州の全体的にきりっとした印象とは違って、「優しく、うま味が強い」というものです。和食との相性は抜群。スーパーナチュラルが入門編で、ザンクト・ゲオルゲンが最上級クラスです。また、個人的にグリューナーの最高ランクの畑の一つはラムと思います。カンプタール地区を代表する銘醸畑です。ここのグリューナーは非常に果実味があり、かつ、ミネラルもあります。マナガツオ、鰆、鰤などうま味と脂の乗った上質の白身とは最高のパートナー。ヒルッシュの造るラムは一度飲んで頂きたい逸品です。そして、フランスからも3点入れております。
左から、・フィリップ・シャルロパン・パリゾ プティ・シャブリ・ニコラ・ジョリー サヴィニエール レ・ヴュー・クロ・ドメーヌ・ペロ・ミノ ニュイ・サン・ジョルジュ レ・ミュルジェ・デ・クラブルゴーニュのジュヴレ・シャンベルタン村を代表する造り手のシャルロパン・パリゾがシャブリ地区に持つプティ・シャブリで造ったものです。重鎮アンリ・ジャイエの弟子として自然派の造りをしています。AOCシャブリの近くで造られるシャルドネで、砂やシルトを含んだ石灰岩の土壌で、高い酸とフローラル感のある柑橘類の味わいがあります。ニコラ・ジョリーはロワールを代表する大変に有名な造り手です。特に1980年から部分的にビオディナミを導入し、1984年からすべての畑でビオディナミを行い、この造り方を世界に普及してワインの原点回帰を提唱している人でもあります。このワインはシュナン・ブランで造られており、やや傾斜が緩やかな東向きの区画で表土が深い区画で、平均樹齢は約20年です。自然に発生した貴腐葡萄も取り込み、エレガントな酸が心地よく、アーモンドやナッツ、フレッシュフルーツなどのニュアンスがあります。ヴィンテージ毎の個性がよく表現されています。 ドメーヌ・ペロ・ミノはブルゴーニュのモレ・サン・ドニ村に本拠を構えて家族4代に渡りワイン造りを行っており、最近はテロワールを重視した造りをしています。このワインはニュイ・サン・ジョルジュの「レ・クラ」と「レ・ミュルジェ」という2つのプルミエ・クリュのブドウをブレンドして造られる贅沢なワインです。レ・クラは斜面の上部に位置し、フローラルな香りを放つ、繊細なワインを生み出します。一方、レ・ミュルジェは斜面の下部に位置し、ボリューミーで厚みがあり、スパイスを思わせる上品な香りを持ちます。他にも、オーストリアから取り寄せたワインもまだございますので、また追ってご紹介をさせて頂きます。鮓&ワインおーじ

銀座壮石

「銀座壮石」は、江戸前鮓、会席料理とそれに合わせたオーストリアワインを、凛とした雰囲気と下町の温かさを融合したおもてなしのもとで召し上がっていただけるお店です。