先週土曜日(6月27日)の夜に、"Wine & Food sharing online(WFSO)"の6回目を開催しました。
WFSOは、オーストリアワイン大使仲間の別府岳則さん、佐野敏高さんたちと、COVID-19感染拡大で店内でのワイン会ができないときに始めたオンラインの取り組みです。
・ご紹介したいワインと、その料理とマリアージュを考えた料理セットとを一緒にしてご自宅に宅配して、ワインと料理を楽しんで頂く
・ワインと料理のマリアージュを楽しみながら、オンラインで「ワインの造り手の現地からの実況生中継でのワイン解説」「料理人や店からの料理解説」を見て聴いて一緒に楽しんで頂く
という、オンラインのイベントです。
オンラインの特徴を生かして、国内外の造り手とリアルタイムでつなぎながら、時には醸造所から、時にはブドウ畑から造り手が、ワイナリーの歴史、ブドウ栽培、醸造、ワイン造りへの思いなどを生の声でお聞きいただいています。
また、料理店からも料理の仕込み動画をお見せしながら、料理のポイントやマリアージュのポイントを解説させて頂いています。
先週土曜日はオーストリア ニーダーエスタライヒ州 クレムスタールのWeingut Malatの若き当主ミヒャエル・マラートさんにご出演頂き、オーストリアワインのスパークリングの歴史にも残るMalatのスパークリングワインを中心に、下記3本について解説していただきました。
泡: マラート ゼクト・ロゼ ブリュット 2014
白: マラート リースリング フルト・パルト 2018
赤: マラート ツヴァイゲルト グートヴァイガー・ベルグ 2017
また、上記のワインに合わせて、料理は当店「銀座 壮石」から下記の三種のお料理セットを送らせて頂きました。
・稚鮎の南蛮漬け
・季節の炊き合わせ(丸茄子、新はす、おくら、鱧の葛煮)
・手鞠寿司(鯛、車海老、鯵)
(追加でお求めの方には「江戸前煮穴子」もお送りしました)
ミヒャエルさんは懇切丁寧にゼクト・ロゼについて解説してくださり、さらに、ニーダーエスタライヒ州を代表する品種であるリースリングについて、加えて、代々大切にしている赤ワインのツヴァイゲルトに関しても造りと、歴史的背景をご説明くださいました。
ミヒャエルさんからは「僕は料理と一緒に飲めなくて残念だけど、皆さんは素晴らしい相性を楽しんでいると思う」というお声を頂きましたが、お客様には当店のお料理とミヒャエルさんのワインのマリアージュをご自宅で楽しんで頂けたものと思います。
これまで、造り手と繋いだWFSOは、
・日本 岩手県「高橋葡萄園」 高橋喜和さん
・オーストリア ウィーン「ヴィーニンガー」 フリッツ・ヴィーニンガーさん
・オーストリア ライタベルク/ノイジードラーゼー「ハインリッヒ」 ゲルノット・ハインリッヒさん
さらに、インポーターさんや酒販店さんとのWFSOは、
・カーヴ・ド・リラックス 別府岳則さん「オーストリア ニコライホーフ」
・ファインズ 荒井和幸さん「ボルドー シャトー・ラグランジュ」
と5回を重ね、今回は6回目でした。
今後も予定していて、
8月1日(土) オーストリア カンプタール「シュロス・ゴベルスブルク」 ミヒャエル・モースブルッカーさん
8月中旬くらい オーストリア カンプタール「フレッド・ロイマー」 フレッド・ロイマーさん
と開催を計画しております。
通訳を介しながらご質問もいただけますし、映像とお話だけをお聞きになりながら楽しむこともできますので、ぜひ、お気軽にご自宅で楽しんで頂ければ幸いです。
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